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転職活動での面接マナー|ハイクラス転職のJACが解説

元記事
https://www.jac-recruitment.jp/knowhow/interview/manner/

以下リード

転職面接は、新卒・第二新卒での就職面接と違い、社会人経験があるのでマナーも当然身に付けているだろうという前提で見られがちです。

もちろん1つのマナー違反だけで不採用になる、とは言えません。しかしマナーを身に付けている前提で見られるということは、マナー違反が面接官からの印象を大きく下げる要因になってしまう可能性が高いです。

また業界や会社によってマナー・慣習が異なる場合もあり、ある環境では受け入れられている態度・言動が別の環境ではマナー違反になる、ということも少なくありません。

そのため社会人経験は長い方でも、面接を受けるのが久しぶりな場合は基本的なマナーをしっかり確認することが転職成功には必須です。

特にハイクラス転職を希望する場合、仕事の実績だけではなくマナーも社会一般の基準より高いレベルを求められていると考えたほうがいいでしょう。

今回はハイクラス転職に強みを持つJACが、転職面接のマナーについて解説していきます。

転職面接時の身だしなみ・持ち物のマナーを解説

身だしなみ・持ち物は、面接官の第一印象を大きく左右する重要な要素です。

「人は見た目が9割」という有名な書籍がありますが、清潔感・TPOに気を遣っている人は「人からどう見られているか」を意識していることを示すので、ビジネスパーソンとして優秀だと思われやすいです。

男性と女性では身だしなみ・持ち物についてのマナーが多少異なるので、男女別でそれぞれ解説していきます。

男性の身だしなみ・持ち物を解説

※画像イメージ

男性の場合、特に服装に指定がなければスーツが基本です。

転職では特に即戦力・リーダーといった役割を期待されるため、社会人が着ると頼りない雰囲気のリクルートスーツは避け、ビジネススーツを着用しましょう。

以下、男性の身だしなみ・持ち物について解説します。

男性の身だしなみ

項目 内容
服装 ネイビー・ダークグレーなどの落ち着いた色、柄は無地で光沢がないスーツが基本
シャツは無地の白、もしくは薄めの青系
ネクタイはスーツの色に合わせる
髪型 目や耳に髪がかからない程度の長さにする
カラーリングは基本的にNG
黒色・こげ茶色で、紐が付いた革靴が無難
靴下 黒色・紺色で、すねの真ん中まで隠れるミドル丈が基本
くるぶし丈のソックスはカジュアルに見えるのでNG

男性のビジネススーツは、ネイビー・ダークグレーなどの暗めで落ち着いた色が基本です。普段使いではライトグレー・ベージュなどを着用している方もいるかもしれませんが、派手な印象を与えてしまうので面接の場では避けるべきです。

髪の毛については、男性は黒色(もしくは地毛の色)の短髪が基本です。長髪は基本的にどの業界でもNGです。色については暗めであればカラーリングが受け入れられる場合もありますが、面接官によって受け取り方が異なるので避けたほうがいいでしょう。

靴については紐が付いた革靴が基本で、黒色・こげ茶色などのダークカラーがいいでしょう。靴下についても暗めの色で、ミドル丈を選ぶと失敗がありません。

男性の持ち物

項目 内容
カバン 黒・茶色・紺色のビジネスバッグが無難
A4サイズの書類が入り、床に置いても倒れない自立式のものがおすすめ
アクセサリー 結婚指輪以外は全てNG

カバンについては、黒色・紺色など暗めのビジネスバッグが一般的です。大きさはA4サイズの書類が入るもので、できれば床に置いても倒れない自立式のものだと、面接時もどこかに立て掛けるなど置き場に困らずに済みます。

現在ではビジネストートバッグ・ビジネスリュックサックなどもありますが、面接というフォーマルな場ではカジュアルな印象になってしまうので、避けるのが無難です。

また男性の場合、アクセサリー類は結婚指輪以外は全てNGと考え、身に付けないほうがいいでしょう。派手な印象を持たれがちで、誠実さをアピールするのには適していないためです。

女性の身だしなみ・持ち物を解説

※画像イメージ

女性の身だしなみ・持ち物については、男性よりも多少自由度が高いです。とはいえ清潔感が重要なため、派手な印象になるようなスタイルは避けたほうがいいでしょう。

女性の場合も、頼りない印象になりがちなリクルートスーツは避け、ビジネススーツを選ぶことをおすすめします。

以下、女性の身だしなみ・持ち物について解説します。

女性の身だしなみ

項目 内容
スーツ パンツスタイル・スカートスタイルどちらでも可
ネイビー・ダークグレーなどがおすすめ
ベージュ・ライトグレーなどもOK
髪型 黒・暗めの茶髪なら問題ない
髪の毛が前髪にかからないように注意
メイク 清潔感があるナチュラルメイクが基本
ノーメイクはNG、派手な印象にならないように注意
黒色・紺色で革素材、シンプルなデザインのパンプスがおすすめ
ヒールの高さは5cm程度のものを選ぶ
タイツ・ストッキング 素足は基本的にNG
ベージュのストッキングが無難

女性のビジネススーツは、パンツスタイル・スカートスタイルがありますが、面接においてはどちらを選んでも問題ありません。

色は派手に見えなければベージュ・ライトグレー系でも大丈夫ですが、心配な場合はネイビー・ダークグレー系など暗めの色のスーツを選んでおくのが無難です。靴もスーツの色に合わせて、

髪の毛は黒色もしくは暗めの茶髪ならOKです。髪型は暗い印象にならないように顔にかからない程度にして、広がるようであればポニーテールなどでまとめるようにしましょう。

また女性の場合、フォーマルな場ではノーメイクがビジネスマナー違反となります。かといって厚化粧にすると派手な印象になるため、清潔感を感じさせるナチュラルメイクが基本となります。

女性の持ち物

項目 内容
カバン 黒・茶色・紺色のビジネスバッグが無難
A4サイズの書類が入り、床に置いても倒れない自立式のものがおすすめ
アクセサリー つけても問題ないが派手な印象にならないように注意
シンプルで小ぶりなものが無難
色はシルバーが上品な印象になるのでおすすめ

カバンは女性も男性と同様、黒色・紺色などのダークカラーで無地(もしくはワンポイント)のビジネスバッグがおすすめです。

カジュアルな印象を与えるビジネストートバッグ・ビジネスリュックサックは、面接には適していません。

また女性の場合、男性と比べるとアクセサリーについては多少自由度があります。

とはいえ派手な印象を与えるのは避けたいので、上品な印象を与えられるシルバーで小ぶりなネックレス・ピアスなどを選ぶようにしましょう。

転職面接時のマナーを流れで解説

面接時の流れ別のマナー

  1. 訪問~受付
  2. 入室時
  3. 面接時
  4. 退室時

転職面接では、社会人としてのマナーが身に付いているかどうかという部分も厳しく見られがちです。

特に面接を受けるのが久しぶりという方は、復習という意味で面接マナーを再度確認しておくといいでしょう。

ここでは面接時にどのような振る舞いが必要か、というマナーを一連の流れで解説していきます。

面接時マナー1. 会社訪問から受付まで

※イラスト挿入想定

会社訪問~受付の流れ

  1. 約束の10分ほど前に受付に到着する
  2. 受付で要件を明るくはっきりと伝える
  3. 控室に通される場合はスマホなどを見ない

まずは会社など面接会場に行く際、到着時間の目安は「約束の10分ほど前」に受付に到着するのがマナーです。

遅刻はもちろんNGですが、早く行き過ぎても志望先の会社に気を遣わせてしまいます。面接官は面接が始まる前に、面接の事前準備・別の仕事などをしている可能性が高いので、それを邪魔しないようにしましょう。

受付では要件を明るくはっきりと伝えます。「本日◯時に、人事担当の〇〇様と面接の約束をいただきました△△と申します。」といった、誰に何の要件で来たのかを明確にしましょう。

会社によっては、面接前に控室に通される場合もあります。その場合はスマホ・PCを触るなど、面接と関係のない行動を取るのは失礼に当たります。余計な行動はせず、静かに待ちましょう。

面接時マナー2. 入室時

※イラスト挿入想定

入室時の流れ

  1. ドアのノックは3回
  2. なるべく背中・お尻を見せずにドアを閉める
  3. お辞儀は30度の角度で
  4. 促されてから着席する

入室の際は、まず名前を呼ばれたらドアを3回ノックします。日本ではノックの回数は3回がフォーマルと広く認識されています。ちなみに外資系企業では4回がフォーマルです。

面接官から入るように促されたら、ドアを開けて「失礼します」といった声を開けて入室します。ドアを閉める際は、後ろ手で閉めるのは失礼ですが、背中・お尻を見せすぎるのもマナー違反なので、横向きで閉めるのが無難です。

その後は椅子の横まで移動し、面接官に向かって「本日はお時間をいただきありがとうございます。」といった簡単なあいさつをしながら30度のお辞儀をしましょう。

着席する際は、面接官に「お座りください」と促されれたから座るのがマナーです。決して促される前に座ってはいけません。

面接時マナー3. 面接時

※イラスト挿入想定

面接時の流れ

  1. 背筋を伸ばして良い姿勢を保つ
  2. 面接官の質問を最後まで聞く
  3. 結論から簡潔に話す

着席して面接が始まったら、まずは背筋を伸ばして良い姿勢を保つように注意しましょう。姿勢が悪いと横柄に見え、面接官から見て不快に感じる可能性があります。

面接官からの質問に対しては、必ず内容を最後まで聞くことが重要です。人の話をさえぎって話し始めるのはマナー違反になり、また質問の途中で回答を始めると、面接官の意図した内容と回答がズレてしまう恐れがあるためです。

また質問に対する回答は、結論から簡潔に話すようにしましょう。ダラダラと結論がない話をしてしまうと、自分が伝えたい要点が見えにくくなり、また面接官に対して要点を見極めるための労力を掛けさせることも繋がります。

質問に対する回答を簡潔にまとめるには、面接でよくある質問に対する回答をあらかじめ準備しておくことが有効です。以下記事で、よくある質問と回答例をご紹介しているので、そちらも参考にしてみてください。

※以下ブログカードで内部リンク想定

https://www.jac-recruitment.jp/knowhow/interview/question/

面接時マナー4. 退室時

※イラスト挿入想定

退室時の流れ

  1. 座ったままお礼を伝える
  2. 立ち上がり、椅子の横で45度のお辞儀
  3. ドア手前で面接官に向き直り、再度お礼をして退室
  4. 退室後はまっすぐ会社から出る

面接が終わり退室する際は、まず座ったままでお礼を伝えましょう。「本日は貴重な機会をいただき、ありがとうございました。」といった、シンプルな内容で大丈夫です。

次に椅子から立ち上がり、椅子の横に移動して「最敬礼」を行います。最敬礼は45度の角度なので、お辞儀の30度よりも深く頭を下げるのに注意してください。

その後ドアの手前まで移動したら、面接官のほうに向き直って「失礼いたします」「ありがとうございます」などのお礼をし、お辞儀をします。ドアの開け閉めは静かに行いましょう。

退室後は、まっすぐ会社から出るのを心がけてください。退室後も意外と人の目があるので、油断して建物を出る前にスマホを取り出すなどのマナー違反をしないようにしましょう。

面接官にマイナス評価される4つのマナー違反

面接を受ける際のマナーについて先にご紹介しましたが、転職面接においてやってしまうと大幅にマイナス評価を受けてしまうマナー違反があります。

これらのマナー違反を気づかずにやってしまうと、採用するかどうかの判断以前に、問答無用で不採用になる可能性があるので、注意しましょう。

上にあげた4つのマナー違反について、順番に解説していきます。

マイナス評価1. 遅刻・早すぎる到着をする

※イメージ画像
他サイト参考:https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/mensetsu/manner/

先に面接時のマナー「会社訪問~受付まで」の部分でもご紹介しましたが、面接を受ける際は遅刻はもちろん早すぎる到着もNGです。

遅刻は社会人としての常識が疑われるので、絶対にしてはいけません。万一やむを得ない事情がある場合は、できる限り早く面接先の会社に連絡を取りましょう。

一方であまりにも早すぎる到着もよくありません。30分~1時間も前に到着してしまうのは、相手にも都合があるという配慮ができない人だと思われてしまう可能性が高いためです。面接先の会社も日々の業務があり、その合間の時間で面接を行っています。

適切な時間は、受付に到着する時点で「約束の10分ほど前」となります。もし早く到着しそうな場合は、周辺で時間を時間を潰すなどして調整しましょう。

マイナス評価2. 清潔感のない身なり・ニオイ

※イメージ画像

清潔感を感じさせない身なりは、面接官の印象を大幅に下げる要因となります。

  • シワシワのスーツ・シャツ
  • スーツに落ちているフケ
  • 寝ぐせが付いた髪の毛
  • 汚れがついた靴・カバン

などの問題があると、話す内容や仕事の実績がたとえどんなに素晴らしくても採用されるのは難しいでしょう。

また自分では気づきにくいのが「ニオイ」です。面接は密室で行われることが多いので、体臭・口臭・服のニオイなどが普段以上に感じられやすいです。

特にタバコを吸う方は、服にもニオイが染み付いている場合もあります。面接前にはタバコを吸わない・服にも消臭スプレーをかけておくなど対策をしておくといいでしょう。

※吹き出しイメージ

※以下吹き出し内
ちなみに香水は不快にならない程度であれば問題ありませんが、ニオイに関しては好みの個人差が大きい部分です。
面接でマイナス評価を受けないためにも、香水は全く付けない、もしくは付けても少量にしておきましょう。

マイナス評価3. あいさつができない

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他サイト参考:https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/mensetsu/manner/

あいさつができないのは、大幅にマイナス評価を受けるマナー違反です。

面接官から見ると、「入社しても周囲とコミュニケーションが取れないのでは?」「客先でもあいさつをせず会社の信用を毀損するのでは?」といった印象になってしまいます。

またあいさつの声が小さいのもあまり印象がよくありません。ハキハキと明るいあいさつをするだけでも、自信・やる気を感じさせることができます。

マイナス評価4. 言葉遣いの粗さや癖がある

※イメージ画像
他サイト参考:https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/mensetsu/manner/

特定の会社では許されている場合もありますが、言葉遣いの粗さ・癖のある話し方はマイナス評価を受けがちです。

特にハイクラスでの転職の場合、会社の評判を落としかねない言動や癖に対しては特に警戒して見られています。

自分の話し方について、

  • 友達と話すように馴れ馴れしい
  • 状況に応じた敬語が使えない
  • 敬語を使っているがぎこちない

といった問題がないかどうか、注意したほうがいいでしょう。心配な場合は周囲の人に自分の話し方を聞いて評価してもらうなど、第三者の目線を入れて確認するのがおすすめです。

まとめ

今回は転職面接を受けるにあたり、確認しておくべきマナーについて解説しました。

転職面接は面接官にはすでに社会人経験がある人、という前提で見られるため、マナー違反をしてしまうと「社会人として身に付けるべきことが身についていない人」といったマイナス評価を受けてしまいます。

転職活動ではもちろん仕事の実績も重要視されますが、同時に社会人として常識的な振る舞いができる人なのかどうかも見極められます。そのためマナーの部分を無視することはできません。

もし面接時のマナーについて迷いを抱えている方は、ぜひJAC Recruitmentにご相談ください。転職のお手伝いに精通したコンサルタントが在籍しているので、面接マナーについても最適なアドバイスを行うことが可能です。

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